「Pachypodium Saundersii」
No.5 英名より和名の方が有名なコーデックスになります。
「Pachypodium Saundersii」パキポディウム サウンデルシーです。和名は「白馬城」といいます。
Pachypodiumはマダガスカルとアフリカの固有種で、ギリシャ語のpachus(太い)+podion(足)に由来しています。
パキポディウムはとても特徴的な見た目をしていて、太く成長してく幹は乾燥した岩場や断続的な乾燥に耐える為の水を貯蔵するタンクとしての役割を果たします。また、葉が存在しない状況においても光合成ができるように幹の表面に光合成を可能とする組織を有しています。塊根の上部から棘の生えた枝を分岐し伸ばしていきます。環境に適応する能力が長けており、原産地では-10°から45°に及ぶ気温の変化にも耐えることが可能です。現在では25種発見されています。
「Pachypodium Saundersii」の種小名Saundersiiは南アフリカ共和国のナタール州の公務員であった植物収集家のCharles James Renault Saunders (1857-1931)氏が最初に採取した栄誉を称えて名づけられた名前になります。見た目としては表紙は白く、細かく分岐した棘のある枝が特徴的で、大きなものでは1.5m近く成長することがあります。夏の終わりころに白色の花を咲かせますが、種類によってはピンクや紫色の花を咲かせることもあるようです。南アフリカ北東部やスワジランドなどに主に生息しています。
白の胴体にしっかりとした緑の葉をつけるこの白馬城は成長を見ているのがすごく楽しい塊根植物です。日光不足を起こすと枝が伸びてしまうため、一番日当たりのいいところで管理しています。また水をよく好むので栄養剤を薄めて夏は毎日水やりをしています。寒さにも強いため、育てやすい種類だと思います。
他のPachypodiumはこちらです。