ADAPTATION DESIGN

東京藝術大学の大学院生と武蔵野美術大学の教務補助の二足の草鞋を履く男のブログ

「Adenia Spinosa」

No.11 楕円形の葉が可愛い塊根植物になります。

 

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「Adenia Spinosa」アデニア スピノーサです。

 

 

 Adeniaはアラビア語の「aden(腺)+-ia」、属の作者であるPeterForsskålの植物のアラビア語名(アデンピーター・フォースカル)が由来とされています。熱帯アフリカや東南アジアが原産の多年草です。種類によって低木や樹木、ハーブ等の多くの異なる形態があり、その中でも多肉植物が多いです。

 

「Adenia Spinosa」の種小名「spinosa」はラテン語の「spinosa(棘の多い)」が由来しています。南アフリカに主に生息しており、地域によっては絶滅の危機に瀕しているところもあり種の保護が重要となっている種類となっています。大きなものでは高さ2.5m、直径1.5mにまで成長することが可能で、その姿から「elephant’s foot (象の脚)」と呼ばれることもあります。幹が大きく太く育つのと対照的に主幹は細く長く、棘をつけながら伸ばしていきます。そして卵形の葉が交互に展開され静脈が透けて見えます。雌雄異株でそれぞれ小さなクリームイエローの花を葉と茎の間に咲かせます。そこからなる果実はオレンジ色のビワのような見た目をしています。

 

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まだ小さいですが丸い葉がすごくかわいい種類です。気温に対する水の管理が非常に大事で、水枯れや根腐れが起こりやすいため日々の観察が必要になります。寒さにもかなり弱く、温度管理も必要になります。主幹の成長が早いため、幹を太くするためにゆっくりじっくりと育てていけたらと思います。