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東京藝術大学の大学院生と武蔵野美術大学の教務補助の二足の草鞋を履く男のブログ

「Aloe saponaria」

No.58 葉に白い斑があるのが特徴です。

「Aloe saponaria」アロエ サポナリア。またの名前をシャボンアロエともいいます。和名では「明鱗錦」といいます。

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Aloeはユリ科アロエ属のことをいい、熱帯地域やアフリカ南部、中近東が原産の多肉植物です。Aloeという名前はアラビア語の「alloeh(苦味のある)」から由来しています。アロエ種の多くは大きく先が尖っている肉厚な葉がロゼット状に展開していて、ほとんどの葉の縁に棘を有しています。また、花は管状の黄、ピンク、赤色などさまざまあり花茎を伸ばし円錐状の花をつけます。

 

Aloe saponariaはアフリカ原産の種類で、軽く反りのある厚い葉は三角に尖って伸びます。葉の表面には白い斑が入り、その縁には短い棘が生えています。春には1mほどの花茎を伸ばし、その先端にオレンジ色の円筒形の花を総状花序でつけていきます。葉の中に含まれる液体が水と合わせると泡立つことから昔は石鹸としても使用されていました。そのことから種小名saponariaはラテン語の「sapo(石鹸)+aria(葉っぱ)」から由来しています。

 

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アロエと言えば子供の頃にやけどしたら果肉を巻けば治ると言われるくらい身近にある植物という記憶があります。実際、街を歩いているといろいろな軒先にアロエがありますが、その姿は野性的でその生命力の強さにほれぼれします。乾燥や寒さに強く、外に出しておけば勝手に成長していきます。強い日光を好み夏の間はたっぷり水をあげることでよく成長します。逆に冬は水をほとんど与えないことで強くしっかりとしたアロエに育てることができます。また増やすことも簡単な手のかからない優秀な植物です。