ADAPTATION DESIGN

東京藝術大学の大学院生と武蔵野美術大学の教務補助の二足の草鞋を履く男のブログ

Cultivation :「Potato 002」

No.33 新たな種芋を購入してきました。食用に販売されてるじゃがいもは植物性ウイルスにかかっているので、食用のものと、栽培用のものの2つを比べながら成長を記録していきます。

 

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前回の記事はこちらです。

 

adaptation-design.hatenablog.com

 

今回、購入したじゃがいもはその形状からして「May Queen」だと思われます。種芋自体は一つ50円くらいでホームセンターなどで販売されています。

 

May Queen(メー・クイーン)の出生には諸説あり、19世紀末にイギリスのGloucestershire(グロスタシャー)でWalkerという農夫によって栽培されており、Walker’s Seedlingと呼ばれていた説や、イギリスのBentham(ベンサム)でF.Sadlerという農夫が栽培していたものを、1900年にサットン商会(Messrs Sutton and Sons)が世間に紹介したという説があります。現在イギリスではそれほど栽培されておらず、主に日本で栽培が盛んに行われています。日本には1908年頃に北海道にある北海道庁立釧路農事試作場に、当時ここの幹部をしていた川田隆吉が輸入し栽培を始めたとされています。日本国内では男爵薯に次ぐ生産量を誇ります。名前の由来はヨーロッパ各地で行われるキリスト生誕前からの土着信仰である五月一日の「豊穣祭」で「豊穣の妖精(少女)」を毎年選んで「メイクイーン」(MAY QUEEN)『五月の女王』と名づける風習から来ています。

 

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こちらは購入した時点で芽が出始めていました。もう少し成長したら土に植える準備をしたいと思います。じゃがいもの植え付け時期は春と秋の2回あり、秋の8〜9月に植えると収穫は11〜12月になります。室内栽培の為の準備をそろそろ本格的に始めていきたいと思います。