ADAPTATION DESIGN

東京藝術大学の大学院生と武蔵野美術大学の教務補助の二足の草鞋を履く男のブログ

Cultivation :「Potato 001」

No.26 観葉植物とはまた別に、野菜の室内栽培をしてみたいと思います。今回選んだ野菜は「じゃがいも」です。

 

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映画オデッセイのマーク・ワトニーに憧れたことと、人生の一つの目標に社会から離れて自給自足を成し遂げることを掲げている私にとって野菜を栽培するスキルは欠かせない存在といえます。それに実際芽の出て食べられなくなったじゃがいもを見ることがあってもそれが育って花を咲かせている姿を見たことは見たことはありませんでした。なので比較的栽培が簡単だと言われているじゃがいもを育てて花や葉を観察しようと思いました。思い付いたらすぐ行動に移さないと蕁麻疹がでる体質の私は夜中のコンビニに向かいじゃがいもを4つ購入しました。

 

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パッケージにはじゃがいもの表記しかなかったのですが、見た感じで男爵薯であると推測します。男爵薯は高知県出身の川田龍吉男爵が1908年に北海道上磯町(現・北斗市)で海外から取り寄せたアメリカ原産の「Irish Cobbler(アイリッシュ・コブラー)」という品種を試験栽培し、これを普及させたもので、当時正式な品種名が分からなかったため、男爵が広めた馬鈴薯という意味で男爵薯と呼ばれるようになりました。この品種は早生種で環境に対する適応性も高い上に収量も多く、収穫後の貯蔵性も高いため、現在では国内のじゃがいも栽培面積の20%以上を占めています。

 

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じゃがいもの栽培方法は様々な種類がありますが、今回は観察メインで進めたいので「芽出し」から始めていきます。一般的にはじゃがいもをぶつ切りにして植え、芽が出てくるのを待つという方法が知られていますが、この場合時間差が生じたり発芽しないことがあるため、今回はある程度の日光の当たる空間で発芽を待ってから植えるというものを採用します。次は発芽の様子を報告したいと思います。

 

じゃがいもの栽培方法を調べている中で少し気になるものを発見しました。一般的に食用として売られているじゃがいもは植物性のウイルスを保持しているものが多く栽培しても病気にかかるというものでした。人間がそのウイルスを摂取してもなにも問題はないそうなのですが、いきなり失敗するのも嫌なのでウイルスにかかっていない種イモも購入して並列で育てていきたいと思います。植物のかかる病気にも興味があるため、比較し観察していきます。完全室内栽培を目標にしているので、鉢植えかつ照明を備えた小型温室のデザインをじゃがいもの発芽を待ちながら考えたいと思います。