ADAPTATION DESIGN

東京藝術大学の大学院生と武蔵野美術大学の教務補助の二足の草鞋を履く男のブログ

「Eucalyptus tetragona」

No.64 四角い実がかなり特徴的です。

 

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「Eucalyptus tetragona」ユーカリプタス テトラゴナです。

 

Eucalyptusはフトモモ科ユーカリ属の常緑高木です。学名Eucalyptusはラテン語の「eu-(良く)+ kalyptós(〜で覆った)」から由来しています。これは蕾の萼が花弁と合着して蓋になる様子や乾燥地でもよく育って大地を緑で被う様子から来ているとされています。主にオーストラリア原産で500種類以上見つかっており、とても成長が早いことで知られています。ユーカリの葉には種類によって様々な成分が含まれており独特な匂いを感じることができます。コアラが主に主食とするユーカリは12種類ほどあり、そのほとんどに青酸と呼ばれる毒性のある成分が含まれています。また、ユーカリの葉からは引火性の高いテルペンと呼ばれる物質を放出する。オーストラリアは山火事が多いことで有名だがその原因の一端には夏期にテルペンの濃度が上がり引火する事で引き起こるとされている。ユーカリの樹皮は非常に燃えやすいが、すぐに剥がれ落ちるため、幹自体は燃えることがなく根に蓄えた養分でまた新しい芽をつけます。

 

Eucalyptus tetragonaは、Eucalyptus属の雑種です。最近、Eucalyptus pleurocarpa(ユーカリ・プトゥロカルパ)とEucalyptus extrica(ユーカリ・エクストリカ)て現在知られている種が混同していたことが分かり分類されました。石灰質でない砂上で成長し、4〜6mほどの大きさまで成長します。葉は固く緑色の割とユーカリの中では大きく、楕円形や卵型をしています。花は11月〜2月に咲き昆虫によって受粉します。白く四角い実が特徴的で、中に細かい黒い種子が入っています。

 

ユーカリはドライにすることが簡単で、長持ちするのでおススメです。また、色味も落ち着いていて香りもするので部屋のアクセントとして凄く優秀です。ユーカリも様々な種類があるので、他の種類も紹介できたらと思います。またこの発火するユーカリの性質についてもまた違う機会に考察していこうと思います。