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東京藝術大学の大学院生と武蔵野美術大学の教務補助の二足の草鞋を履く男のブログ

「Leucospermum cordifolium」

No.42 花被から伸びる長い雄しべがとても特徴的な花です。

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 「Leucospermum cordifolium」レウコスペルマム コーディフォリウムは英名「Pincushion flower」、原産地のアフリカでは「bobbejaanklou」と呼ばれています。日本では英名のピンクッションが馴染みがあると思います。南アフリカの西ケープ州の海岸沿いに自生しているヤマモガシ科レウコスペルマム属の熱帯植物です。属名Leucospermumはギリシャ語の「leuco(=白の)+sceptrum(種子)」が由来していて、鳥や虫を媒体として受粉を行いその名の通り白く艶のある種子をつけます。また種小名cordifoliumはラテン語で「cor(心)+folium(葉)」が由来しており、葉の先端がハートの形をしているところから来ています。花は頭状花序の9~10㎝ほどの球形で花被から長い雄しべが突出していて、春に開花し6~8週間も咲き続けます。

 

花屋で見かけたときに一目ぼれし、購入した花です。実際、ドライフラワーに適した花で乾燥も早く、綺麗に形を残すことが可能です。アフリカ原産の形の妖艶さが他の花にはない美しさがあります。花の特徴に目が行きがちですが、葉の形がすごく可愛く小さな手のような見た目をしています。とてもドライフラワーにおすすめな花になります。