ADAPTATION DESIGN

東京藝術大学の大学院生と武蔵野美術大学の教務補助の二足の草鞋を履く男のブログ

「Platycerium Netherlands」

No.28 こちらも日本でもかなり流通している種類のビカクシダです。

 

「Platycerium Netherlands」プラティセリィアム ネザーランドです。またの名をビカクシダ ネザーランドとも言います。和名だと「麋角羊歯(ビカクシダ)」と書きます。

 

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Platyceriumは熱帯域に生息する着生植物です。ラテン語の「platyceras(広い角の)」が由来です。またコウモリランという名前でも親しまれています。ランとありますが「蘭」の仲間ではなく「シダ」の仲間です。とても独特な姿をしており、2種類の葉を持ちます。一つ目を貯水葉といい着生している樹幹に沿うように器型の葉を展開します。枯れたあともそのまま残り、根を守ると同時に水分や養分を蓄える役目を果たします。もう一つは胞子葉といい、主に光合成と葉からの水分の蒸散を防ぐと同時に葉の裏に胞子をつけることで繁殖していきます。

 

「Platycerium netherlands」の種小名netherlandsは国名オランダのことをいい、Platycerium bifurcatum(プラティセリィアム ネザーランド)をオランダで品種改良された最も多く生産されている品種となります。通常のビフルツカムに比べ非常に寒さに強い種類になります。

 

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着生したものを買いましたが、水の管理がほかの水苔のタイプのやつに比べて難しいと感じています。基本的に霧吹きで水をあげていますが、ときどき板ごとソーキングしてあげています。

 

 

他のビカクシダの記事はこちらです。

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