ADAPTATION DESIGN

東京藝術大学の大学院生と武蔵野美術大学の教務補助の二足の草鞋を履く男のブログ

「Platycerium Bifurcatum」

No.12 日本でも流通量の多いビカクシダです。

 

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「Platycerium bifurcatum」プラティセリィアム ビフルツカムです。またの名をビカクシダ ビフルツカムとも言います。和名だと「麋角羊歯(ビカクシダ)」と書きます。

 

 

Platyceriumは熱帯域に生息する着生植物です。ラテン語の「platyceras(広い角の)」が由来です。またコウモリランという名前でも親しまれています。ランとありますが「蘭」の仲間ではなく「シダ」の仲間です。とても独特な姿をしており、2種類の葉を持ちます。一つ目を貯水葉といい着生している樹幹に沿うように器型の葉を展開します。枯れたあともそのまま残り、根を守ると同時に水分や養分を蓄える役目を果たします。もう一つは胞子葉といい、主に光合成と葉からの水分の蒸散を防ぐと同時に葉の裏に胞子をつけることで繁殖していきます。

 

Platycerium bifurcatumのbifurcatumはラテン語のbifurcātus「bi(2)+furcatus(フォーク)」が由来しており「二股の」という意味があります。名前の由来となった大きく分岐する胞子葉が特徴の主にオーストラリアが原産のビカクシダになります。ビカクシダの中でも一般的で流通量も多く、育てやすい種類です。

 

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ビカクシダを育てる上で基本となる種類なので、購入しました。温度や日照量等の環境適応能力に優れており、水をよく好みます。成長も早く観察していてすごく面白く、子株で増やすことも可能なので、いつか挑戦してみたいと思います。

 

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