「Alocasia Cuprea」
No.2 日本だと少し珍しい植物の紹介になります。
「Alocasia Cuprea」アロカシア クプレアの紹介にです。和名は「亀甲凧」といいます。
Alocasiaはサトイモ科クワイズモ属の常緑多年草です。Alocasiaはギリシャ語の「a(~でない)+colocasia(サトイモ属)」からきていて、サトイモ科サトイモ属ではないという意味です。日本名だとクワイズモとも言いますが、学名のアロカシアともいいます。現在では60種が知られています。
その形態はほぼサトイモ属と共通しており、内部に含まれる胚珠の数や細かい違いしかないのでよく間違えられます。クワイズモにはシュウ酸カルシウムという毒があることがあり、日本でもサトイモと間違えられて食べられ中毒を起こした例は少なくはありません。
「Alocasia Cuprea」の種小名(cuprea)はラテン語で「銅」という意味で、Alocasia種の中でも特に葉はメタリックで暗い緑色をしており、葉の裏は赤紫色をしています。野生で生息している姿は非常に珍しく海外ではJewel Alocasiaと呼ばれることもあります。
熱帯雨林の出身ということで水をよく好みます。耐陰性があるものの直射日光が嫌いで日光に当たり続けると葉が黄色くなって枯れてしまうことがあるため、普段は明るめな日陰に置いています。また、寒さにはめっぽう弱く、ある程度気温が下がると葉が落ちてしまうため、大きく育てるには温度の管理が必要になります。葉が成長するほど葉のメタリックな光沢が増していくそうなので、なるべく大きく育てたいと思っています。